スクスク親子お悩み相談16
このコーナーでは、心理カウンセラーの先生が経験から、お母さんや子どもたちの悩みにお答えします。学校でのこと、心配ごとや悩みごとはありませんか?
・心理的におススメな2つの方法
・忙しさの嵐から自分を切り離す
・自分自身の感覚を労わる
1日のほんの1時間、いや15分でも良いから・・・。
「誰にも邪魔されずに寝たい」
「ゆっくりご飯を食べたい」
「何も気にせず、ぼーっとしたい」
子育て中のママにとって自分の時間を確保することは、とてもとても、大変なことだと思います。
最近では、「イクメン」という言葉が社会でも浸透してきたように、子育てに積極的な男性が増えてきていますが、それでも、やはりママの負担は計り知れないです。
私も、子育て中の姉を見ていて、いつもその大変さが伝わってきます。
「ママの笑顔が子供にとっての一番の幸せ」
と言いたいところですが、
「いつも笑顔でいるなんて、そんな綺麗事、言ってられないわよ!」
と、余裕がないときもあると思います。
そこで、少しでも心に余裕が生まれますように、心理的におススメの方法を2つ、ご紹介します。
心に余裕を生む方法
⑴自分に意識を向ける
ママは24時間、寝ても覚めても子供に意識を向けて、毎日がんばり続けています。
そんな中、必要以上に自分を責めてしまうのは、子供が喜ぶ笑顔を見たいため、周りに対してイライラしてしまうのは、子育てを完璧にしたいためです。
子供にとって、家族にとって、母として、妻として、ベストを尽くしたい。
ネガティブな気持ちが出てくるということは、まさに頑張りすぎている証です。
そんな自分を本当は誰よりも自分で褒めてほしいですし、休ませてほしいですが、時間を作れないときは、
「自分に意識を向ける」
これを、一瞬だけでもいいからやってみてほしいです。
自分自身を労えたら、尚良いのですが、
「すごく疲れてるんだなぁ」
「眠いんだ」
「◯◯をしたいんだな」
と、ただただ自分自身に意識を向けることをしてほしいです。
ただそれだけでも、忙しさの嵐から自分を切り離し、本来の自分に戻れるきっかけになります。
⑵五感を満たす
味覚、嗅覚、触覚、視覚、聴覚を五感といいますが、
・好きな甘いものを食べる。
・お気に入りの匂いを身につける。
・フカフカのクッションに座る。
・綺麗な景色を見る。
・心が落ち着く音に耳を傾ける。
など、日常の中で一瞬でも良いので、こういった「五感を満たすこと」を意識して行うのです。
自分自身の感覚を労わることで、心に余裕が生まれてきます。
心理的には1日に2~3回、こういった時間を作れると良いとされています。
一瞬でも、自分自身を「ほっと」させる時間を意識して作り出してほしいです。
そのママ本来の笑顔、心地よい状態こそが子供が一番欲しているものですよね。
「ママの笑顔が子供にとっての一番の幸せ」
「自分を幸せにすることが子供を幸せにすること」
大変なときこそ、この言葉を思い出して頂けると嬉しいです。
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豊かな感受性を持ちながら、様々な境遇の方を助けるために心理カウンセラーになりたいという夢を描き、高校で単身イギリス、オックスフォードに3年間留学。その後帰国し、早稲田大学、大学院まで通算8年間心理学の勉学・研究に従事。心理カウンセラーとして独立。 その後も、心理学に関する国内、海外の書籍や論文を研究。1,000人以上のカウンセリングを実施し、育児に奮闘する方々のカウンセリングも行っている。