スクスク親子お悩み相談18
このコーナーでは、心理カウンセラーの先生が経験から、お母さんや子どもたちの悩みにお答えします。学校でのこと、心配ごとや悩みごとはありませんか?
・「叱る」or「叱らない」の前にまずは
・子どもが泣いてダダをこねたとき
・「ネバ」「ベキ」から見えてくるもの
叱ること、へのご相談を頂くことがあります。
「子どもが悪いことをしても、強く言えなくて」
「甘やかしているよ、ってよく周りに言われるんです」
など。
こういったお悩みの奥にある、深い深い心の部分には、
「叱ること=良くないこと」
という潜在意識があったりします。
「子どもは、私の“ネバ・ベキ”を教えてくれる」
まずは、叱った自分自身を責めたり、ジャッジメント(こうすべきだった、言い方が悪かった、など)しないことをおススメします。
実はこのとき、責めたり、ジャッジメントすることはストレス状態への入口でもあるため、物事を悪化させてしまうことがあるのです。
そもそも「叱る」という行為は、責任感がある証です。
もし子どもを想っていなければ、関心も持てないし、叱ることもできません。
(もちろん、叱れないのは子どもを想っていないから、ではありません笑)
「叱るor叱らない」の前に、まずは、こんなにいつも子どものためを想って生きている、という自分自身を認めてほしいです。
そしてそのときに湧いてくる、自分自身の感情に意識を向けてみるのです。
感情に意識を向けてみると、どうなるのか?
例えば、公衆の場で、子どもが、
「もっと遊びたいよ!」
「このお菓子が欲しい!」
と泣いてダダをこねていたとします。
そこでの「叱る」という行動に対して、
「人様に迷惑をかけたくない」(迷惑をかけない子供に育てネバ)
「ひどい母親だと思われたくない」(心にゆとりのある母親であるベキ)
といった感情があります。
それにより、自分自身が持っている、「ネバ」「ベキ」といった強迫観念が見えてくるのです。
「ネバ」「ベキ」から、
「こんな隠れた思い込みが私にもあったんだな~」
と感じられると、次はまた別の視点で注意できるようになったりと、自分にとっても、子どもと一緒に成長していけるきっかけになるのではないでしょうか。
子どもは、そういった自分自身が常日頃から持っている心に気づかせてくれる一番大きな存在です。
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豊かな感受性を持ちながら、様々な境遇の方を助けるために心理カウンセラーになりたいという夢を描き、高校で単身イギリス、オックスフォードに3年間留学。その後帰国し、早稲田大学、大学院まで通算8年間心理学の勉学・研究に従事。心理カウンセラーとして独立。 その後も、心理学に関する国内、海外の書籍や論文を研究。1,000人以上のカウンセリングを実施し、育児に奮闘する方々のカウンセリングも行っている。